恋愛運や結婚運の向上

　このテーマに関しては、ご要望としましては、特定の相手と相性がよいかどうかとか、相手が自分をどう思っているかとか、相手に自分を好きにさせるにはどうしたらよいかというご相談がありがちなのですが、私がスピリチュアルカウンセリングでサポートできることは、主に、ご本人様の中にある幸せな恋愛や結婚を妨げる思考パターンをポジティブなものに変えてゆくことです。

　私のスピリチュアルカウンセリングでは、占いが主張するように、生まれつきの運や相性という考え方は採りません。というのは、誰でも多かれ少なかれ、恋愛や結婚を妨げたり、それらを苦渋に満ちたものにしてしまうような、潜在意識の思考パターンを持っています。それらを探り出して解消してゆくことが問題の解決に繋がる場合が多いのです。
　そうした思考パターンは、胎児期の刷り込み、生い立ちの過程でのトラウマ、過去の恋愛や結婚の中での心の傷、ケースによっては、過去生からの持ち越しなどがありますが、いずれもスピリチュアルカウンセリング＆ヒーリングで解決可能なものです。

　恋愛と結婚に関する、潜在意識のパターンをあげると実に多様で、事例をあげるとキリがありません。異性に苦手意識がある、繰り返し似たパターンで関係が破局してしまう、異常な嫉妬心や執着によって関係が泥沼化してしまう、惹かれるタイプの人には近づけず、特定の問題のあるタイプとばかり縁ができてしまう、結婚を意識し始めると急に気持ちが冷めてしまう、セックスに対して嫌悪感がありセックスを苦痛に感じる、などなどです。無意識に恋愛を避けてしまうような問題について、　最近では、恋愛回避症候群という言葉まで使われるようになりました。

　別な章で詳しく述べますが、私たちは、生まれてくる前の胎児期に、たくさんの観念、思考パターンの刷り込みを受けています。恋愛や結婚に関するものだけでも様々なものがあります。母親が持っていた思考パターンや観念から移行したものもあります。
　それらは、脳が十分に発達していない段階で解釈され、潜在意識に刷り込まれるもので、例えば、「結婚は束縛だ」「結婚は失敗だ」「結婚とは怒鳴られることだ」など、結婚に否定的なものや、「私は、暴力的な人と結婚している」など結婚する相手がどういう人かを示唆するものもあります。
　また、両親や祖父母のいずれかが、「男の子が欲しい」と思っていて、実際には女の子だったというケースはよくあるのですが、「自分は男であるべきだった」「女であることでがっかりさせる」といった思考パターンが刷り込まれ、自分の女性性が受け入れられない場合があります。

　生い立ちの過程での、両親の不仲、異性の親からの暴力、暴言、虐待なども深いトラウマを残し、恋愛や結婚に強く影響します。「結婚すると喧嘩が耐えない」「男性は暴力的だ」「私は拒絶される」などの思考パターンが見つかる場合もよくあることです。
　また、性に関してタブー視するようなムードは、敏感に子供に伝わり、思考パターンとして刷り込まれます。また、特に女性の場合、第二次性徴を親たちがどう受け止めたか、ということがトラウマになっているケースも少なくありません。「女性であることは恥ずかしい」「女性であることは嫌悪される」といった思考パターンが見つかる場合もあります。

　失恋や、悲劇的な破局、別れ、離婚なども大きな心の傷を残す場合があります。頭では、恋愛や結婚を望んでいても、潜在意識では、「再び傷つきたくない」と考えている場合は少なくありません。
　また、すでに相手とは別れた、過去の恋愛を引きずってしまい、先に進めないでいるケースもあります。実は、いったん親密な関係を持つと、お互いのエネルギーフィールドの一部が入り込みあうということが起こります。（ソウルフラグメントといいます）　
　別れた後も、相手のエネルギーフィールドの一部が自分に残り、自分のエネルギーフィールドの一部が相手に残ったままになっている場合があります恋愛、結婚問題もスピリチュアルカウンセリングで・・・。
　こういう場合には、「ソウルフラグメントの解消」によって、お互いのもつれ合ったエネルギーフィールドを浄化して、本来の場所に返すことが有効です。
　完全にお別れした、あるいはお別れするという場合だけでなく、関係がこじれてしまった場合にもいったんこうしたヒーリングを行うことが有効な場合があります。また、いったんお別れした相手との関係を、同様にヒーリングしたら、よい形でよりが戻って関係を再出発できたというケースもあります。

　生まれつきの「運」や相性とは別な意味で、心の相性の問題は確かにあります。お互いの思考パターンの相性という問題です。そのなかで、トラウマ、いわゆる心の傷を基盤にした渇望でお互いに惹かれる関係の場合もあります。ただし、思考パターンというのは変りうるものなのです。

　たとえば、こんなケースに度々出会いました。交際中や結婚している二人が、お互いにトラウマや特定の思考パターンを持っていて、お互いの思考パターンに基づく言動が、よりによって相手のトラウマを刺激するような関係であったために、喧嘩や口論が絶えない、ひどい場合には、暴力に訴えてしまうというケースです。これは、｢相性が悪い｣と考えられるでしょう。

　また、別なパターンもあります。女性がさまざまな心の問題を抱えていて、彼氏が一見それを支えてよい関係、よい相性に見えたのですが、女性がスピリチュアルカウンセリング＆ヒーリングによって改善したら、お互いに冷めてしまい別れてしまった、そして、程無く新しい出会いがあり、新しい彼氏との交際が始まった、そして、別れた相手は、別な心を病んだ女性と交際するようになったというようなケースが時々見受けられるのです。
　つまり、かつての関係は、心の傷をベースにした依存心と、依存され必要とされることへの依存（顕著な場合には、依存依存症と呼ばれます）が結びついた関係だったので、片方が本当に癒されると関係が解消してしまったということです。そして、新しい相手との縁ができたのです。

　つまり、「相性」は、変わり得るのです。ですから、関係を損なうような思考パターンをキャンセルしたり、トラウマを癒したりした上でどうなのか、見極める必要があります。
　もしそれが、不健全な関係であるならば、いったん解消したほうがよいケースもあることはいうまでもありません。ヒーリングが進んだ段階での出会いのほうが、よい相手に出会いやすく、より健全な関係が作りやすくなります。

　いわゆるトラウマ＝心の傷は、多かれ少なかれ誰にでもあります。そして、それは恋愛には大きな影響を与えます。付き合い始めは、相手に気に入ってもらおうと努力しあいますから、よい関係に見えても、いったん親密になると、私は「心のふたが開く」と表現しますが、妖怪変化のように様々な思考･感情パターンが現れてきます。それに上手く向き合えば、深いレベルから心の問題を解消し、大きく成長できるチャンスでもあるのです。「ふたが開いた」時こそ、スピリチュアルカウンセリング＆ヒーリングを通じて人生の可能性を広げるのチャンスです。恋愛関係や結婚関係に問題を抱えたときは、スピリチュアル面と心理面からのサポートを求めることをお勧めします。

　また、長らく恋愛や結婚を避けてきた、あるいは、仕事一辺倒で生きてきたなどの方の場合、恋愛や結婚をサポートする守護霊（守護天使）がいない場合があります。
　別な章でも述べましたように、守護霊（守護天使）というのは、本人の志、願望、思考パターンなどに応じてついてくださるものなので、恋愛や結婚を妨げるようなトラウマや思考パターンを解消した上で、最高最善の守護をお願いして、来ていただくことは可能です。
　また、シータヒーリングのテクニックの中には、ソウルメイトとの出会いを促進するというものもあります。

　トラウマや思考パターンの問題というのは、スピリチュアルカウンセリング＆ヒーリングで解決できることです。恋愛や結婚というのも、スピリチュアルカウンセリング＆ヒーリングが大いに役立てる分野です。
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